Nobody Knows You When You're Down and Out
ブルースのスタンダードナンバーとして知られる「Nobody Knows You When You're Down and Out」
1929年にベッシースミスがレコーディングして以来、ブルースマンだけではなく、サムクック、オーティスレディング、ボビーウーマックなどのR&Bシンガー、ニーナシモンなどのJazzシンガー、エリッククラプトン、ロッドスチュワートなどのロックミュージシャンも好んで取り上げています。
エリッククラプトンのアンプラグドバージョンも捨てがたいのですが、
一番好きなのがサムクックのバージョン。
テーマは「金の切れ目が縁の切れ目」。
まさにBluesです。
昔は贅沢な暮らしをしていたが、落ちぶれた今では誰も見向きもしない。
そんな状況を歌った名曲です。
憂歌団の日本語カバー「ドツボ節」が素晴らしい解釈をしているので、
イメージがよく伝わると思います。
憂歌団 ドツボ節
ちょいと皆さん聞いとくれ
俺も昔はエエ身分
ツレを引き連れ 北新地
繰り出しゼイタクし放題
やがて暮しは ガタガタ
寝るとこさえもない俺に
ツレは皆知らん顔
チキショウ あの銭ありゃあなあ
俺の言うことわかるだろ
明日のことはわからねェ
人間なんてこんなもの
銭の切れ目が縁の切れ目
銭のあるときはアンタにも
皆が友達ヅラして寄ってくる
この世は本当に銭次第
冷たいもんだ 嫌なもんだ
誰も構っちゃくれやしねェ
そうだろ ドツボにはまったら
きっときっとわかるぜ
いつまでもあると思うな親と金